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マイナ保険証

2022.8.9(火) 掲載
対応医療機関、26%どまり
 マイナンバーカードを健康保険証として利用する仕組みで、2021年から本格的にスタートした。「オンライン資格確認」とも呼ばれ、医療機関側は患者が加入している公的医療保険や自己負担限度額などを簡単にチェックできる。
 医療の質向上への期待も大きい。薬の服薬状況や健診結果などの情報を医療機関同士で共有し、診療に生かすこともできる。電子処方箋や電子カルテといった医療に関する幅広い情報を共有する基盤としてマイナ保険証を活用する計画も進んでいる。
 利用には申し込みが必要。医療機関や薬局に設置された専用の顔認証付きカードリーダーにかざして使う。対応できる医療機関は7月下旬の時点で約26%にとどまる。厚生労働省は23年度から大半の医療機関に対して対応を義務化する。特に診療所の導入率が低く厚労省はテコ入れを進めている。