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ホワイトハッカー

2022.5.30(月) 掲載
社会的に正しくIT活用
 IT(情報技術)やネットワークなどのサイバーセキュリティー知識を社会的に正しい目的で活用する技術者。反対に、知識を不正な攻撃や犯罪に使う技術者は「クラッカー」や「ブラックハッカー」などと呼ばれる。
 所属する企業や組織に対するサイバー防衛業務に加え、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)集団など社会的な脅威の調査にあたる人々もいる。多人数のホワイトハッカーと提携し、企業の依頼に応じて防衛を請け負う会社もある。
 社内に人材を確保するには、大学などでセキュリティーを専攻した学生の採用や、ITに詳しい社員に専門知識を習得させる方法がある。技術を競い合う大会も盛んで、日本最大の国際大会「SECCON(セクコン)」や学生対象の「情報危機管理コンテスト」など様々なイベントが育成・発掘の場となっている。