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プラットフォーマー

2022.4.27(水) 掲載
データ寡占に懸念
 インターネットを通じて第三者にサービスの「場」を提供する企業を指し、「GAFA」と呼ばれる米国のグーグルやアップル、フェイスブック(現メタ)、アマゾン・ドット・コムが代表例。SNS(交流サイト)や検索、映像・音楽の配信など幅広いサービスを手がける。国内ではヤフーや楽天グループ、中国では「BAT」(バイドゥ、アリババ集団、テンセント)などが当てはまる。
 GAFA4社合計の時価総額は2021年に日本株全体を上回るなど圧倒的な競争力を持つ。プラットフォーマーは利用者が増えるほど恩恵が増える「ネットワーク効果」があり、消費者の生活や企業活動などに大きな影響力がある。データの寡占や一人勝ちの状態が懸念されている。
 シェアが圧倒的になると他の企業のビジネスへの参入を妨げる恐れもある。企業間の競争が滞ったり、プラットフォーマーと取引する企業が価格交渉などで不利になったりする可能性もあり、各国政府はプラットフォーマーへの対策を強化している。