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6中全会

2021.11.9(火) 掲載
中国共産党の重要方針決定
 中国共産党の党幹部らが集まる重要会議で「中央委員会第6回全体会議」の略称。全体会議は5年に1度開く党の最高意思決定機関である「党大会」の間の5年間に7回ほど開催し、党トップの重要方針や人事案を了承する。何回目の党大会のあとの何回目の全体会議にあたるかの数字の組み合わせで呼ばれ、8日に始まった会議は第19期6中全会となる。
 次の党大会前に開かれる7回目の会議(7中全会)は党大会の準備の側面が大きい。このため、6中全会は次の党大会以降の方針が示される会議として特に注目される。2016年の第18期6中全会では習近平(シー・ジンピン)総書記(国家主席)を党の「核心」と位置づけると決定した。建国の父である毛沢東や改革開放を進めた鄧小平と並ぶ「別格」とすることで、習氏の「1強体制」が強まった。
 今回の6中全会は11日まで4日間の日程で非公開で開かれる。党最高指導部の人事を決める22年秋の党大会にむけて、異例の3期目入りを狙う習氏が布石を打つ場になるとみられる。