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衆院選

2021.10.20(水) 掲載
現制度下で2度の政権交代
 衆院の解散か4年間の議員任期満了に伴い実施される選挙。全衆院議員が失職し、選び直すため「総選挙」とも呼ばれる。日本は議会の多数派が内閣を支える議院内閣制を採用している。衆院選で過半数を獲得した政党は選挙後に召集する特別国会の首相指名選挙で首相を選ぶことが可能になる。
 現行の衆院選は(1)1選挙区で1人を選ぶ小選挙区制(2)政党の得票に応じて議席数を配分する比例代表制――を合わせた小選挙区比例代表並立制で議席を争う。候補者は両方に出馬する重複立候補が可能で、小選挙区で敗北しても比例で復活する場合がある。有権者は小選挙区で候補者名、比例代表は政党名を書き、計2票を投じる。
 衆院選は2017年10月以来で4年ぶり。21年10月21日の衆院議員の任期満了間際での解散となったため、現憲法下で初めて任期満了日後の投開票となる。政権交代が起きた最近の例は09年と12年。09年は民主党が圧勝し、12年は自民党が政権を奪還した。