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デジタル投資

2021.6.21(月) 掲載
米国は約72兆円
 IT(情報技術)を活用し、自社業務の効率や正確性を向上させるための投資。具体的には社内システムの刷新や、あらゆるモノがネットにつながるIoTや人工知能(AI)の導入など多岐にわたる。デジタル技術で事業モデルを抜本的に変えるDX(デジタルトランスフォーメーション)も活発になっている。
 デジタル投資は海外でも増えている。総務省によると米国のICT投資額は2017年に6551億ドル(約72兆円)と30年間で4倍以上に拡大した。一方、日本は16.3兆円にとどまり、デジタル化の遅れが鈍い経済成長の一因になっているとの指摘も多い。
 新型コロナウイルス下では、これまでにデジタル投資を進めてきた企業ほど業績が改善しやすく、テレワークなど新しい働き方にも順応したとされる。企業競争力の維持のため、政府は21年度の税制改正で企業のDXを促進するための「DX投資促進税制」を盛り込み、デジタル投資についての税額控除などを設けた。