新着!きょうのことば

4つのステージと6指標

2021.1.14(木) 掲載
感染状況の判断目安に
 各都道府県が感染状況を判断する目安として政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が昨年8月に提言した。(1)1週間あたりの新規感染者数(2)ウイルス検査の陽性率(3)病床の逼迫度(4)療養者数(5)感染者数の前週比(6)感染経路不明者の割合――の6指標をもとに、感染状況を判断する。
 感染状況は4段階に分かれ、最も深刻な「ステージ4」は「爆発的な感染拡大および深刻な医療提供体制の機能不全を避けるための対応が必要な段階」として、緊急事態宣言など強制性のある対応を検討せざるを得ないとする。2番目に深刻な「ステージ3」では、ガイドラインを順守しない飲食店への休業要請やイベント開催の見直しを実施するよう求めている。
 「ステージ4」「ステージ3」のみ目安となる6指標の数値が定められているが、分科会は数値を機械的に当てはめて判断せず、6指標を総合的に検討するよう求めている。その際には都市部は病床使用率などの指標を重視し、地方は新規感染者数などの指標を重視するなど地域の実情に合わせることも必要としている。