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商品の総合指数

2022.3.1(火) 掲載
 エネルギーや金属、穀物といったコモディティー(商品)の総合的な値動きを指数化したもの。代表的な指数として、先物市場に上場する国際商品のドル建て価格を基にした「リフィニティブ・コアコモディティーCRB指数」がある。様々な製品の原材料になる商品の値動きは、物価だけでなく景気の動向を占う材料として注目されている。
 CRB指数は19品目から構成される。構成割合はエネルギーと農産品が高く、個別品目で最も大きいのはWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油の23%だ。2008年にCRB指数が史上最高となった際も、原油高が大きな要因だった。金属では金や銅、穀物では大豆やトウモロコシなどが組み入れられている。
 日本国内の商品指数としては円建ての企業間取引価格を基にした「日経商品指数42種」や「同17種」があり、42種は内閣府の景気動向指数などに活用されている。足元では円安の影響もあり、最高値圏で推移する。
商品の総合指数