きょうのことばセレクション

津波警報

2022.2.1(火) 掲載
 予想される津波の高さが1メートル超から3メートル以下の場合気象庁が沿岸の地域ごとに発表する。標高の低いところは津波により浸水し、人を巻き込む被害が想定される。沿岸部や川沿いにいる人はすぐに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難することが必要だ。
 気象庁が発表する津波の情報は他に、大津波警報と津波注意報がある。予想される津波高が3メートルを超えると大津波警報が発表され、木造家屋が全壊・流失する被害が見込まれる。注意報は0.2~1メートルの津波の予想で、海中にいる人が流れに巻き込まれ、小型船舶が転覆する恐れがある。海岸から迅速に離れる必要がある。
 気象庁は地震発生時すぐに規模や位置を推定。沿岸で予想される津波高を基に、地震発生から2~3分を目標に警報や注意報を発表する。ただ震源が陸地に近いと警報・注意報より先に津波が到来する恐れがあり、沿岸にいる人などは強い揺れや長い揺れを感じたらすぐに避難することが求められる。
津波警報