きょうのことばセレクション

EUタクソノミー

2022.1.1(土) 掲載
 欧州連合(EU)が環境に配慮した経済活動かどうかを示す基準。タクソノミーは「分類法」を表す英語で、温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」と国連のSDGs(持続可能な開発目標)を達成するため、環境面に配慮した持続可能な投資を促す狙いがある。
 「気候変動の緩和」や「生物多様性と生態系の保護と回復」などの目標を掲げる。もしも原発が「グリーン電源」と判断されれば投資家などからの資金が集めやすくなり、建設や運営面などで有利になる。
 一部は2022年から適用される。現時点では、EU域内の企業及び現地法人に対する適用が想定されている。今後適用される範囲が拡大される可能性もある。EUタクソノミーは「基準が厳しすぎる」との指摘や、「世界共通のタクソノミーが必要」との意見もある。
EUタクソノミー