きょうのことばセレクション

保険外費用

2021.10.1(金) 掲載
 患者が一部を窓口で負担する診療報酬とは別に、治療と直接関係のないサービスや物品の費用などを医療機関が徴収する。入院中のおむつ代や生命保険用の診断書の作成代、処方箋の郵送代が代表例。院内託児所の利用料や、日本語が分からない患者への通訳料も挙げられる。
 金額はそれぞれの医療機関が定める。厚生労働省は「費用は社会的にみて妥当なものとする」と求め、サービスの内容や金額を明確に説明して患者の同意を得ることが必要だとしている。
 2018年度の診療報酬改定で保険適用となったオンライン診療では、「システム利用料」や「情報通信機器の運用費」として保険外費用を徴収する開業医が目立つ。一部は金額を記した同意書をホームページに載せているが、金額を明記していない医療機関も多い。

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