きょうのことばセレクション

施政方針演説

2021.5.1(土) 掲載
 米国の大統領が就任1期目に上下両院合同の本会議で行う演説。新政権の方向性や国内外の課題に対する見解や今後の政策について説明し、議会や米国民に理解を求める。近年は就任から1カ月前後で初の議会演説を終えたが、今回は就任100日の節目の直前となり、異例の遅さとなった。
 慣例として毎年1月最後の火曜日に行われる一般教書演説(State of the Union Address)とは区別される。米CNNは「1977年以降、新大統領の最初の演説は『アニューアル・メッセージ(Annual Message)』と呼ばれている」としている。
 ホワイトハウスや連邦議会議員は家族やゲストを招くのが通例だが、今回は新型コロナウイルス対策で大半が認められなかった。また、1月の連邦議会占拠事件を受けて最高度の警備体制が敷かれ、シークレットサービス(大統領警護隊)が警備を取り仕切った。
施政方針演説