きょうのことばセレクション

配車サービス

2019.12.1(日) 掲載
利用者がスマートフォンのアプリを通じ、利用したいときにタクシーやライドシェアの車を呼べるサービス。米国のウーバーテクノロジーズやリフト、中国の滴滴出行(ディディ)、シンガポールのグラブやインドネシアのゴジェックなどが世界の大手とされる。
 海外では自家用車を使ったライドシェアが普及しているが日本では禁止されており、配車アプリで呼べるのはタクシーやハイヤーに限られる。日本の配車アプリ市場ではタクシー大手、日本交通系のジャパンタクシーが先行。このほかDeNAやソニー、海外大手のウーバーテクノロジーズや滴滴出行もタクシーやハイヤーの配車に絞り日本に参入している。
 独調査会社スタティスタによると、世界の配車サービスの市場規模は19年に1836億ドル(約19兆9000億円)となる見込みで、23年には3187億ドル(約34兆5000億円)に拡大すると予想されている。次世代移動サービス「MaaS(マース)」などの開発に欠かせない移動データの宝庫でもあり、情報の収集、活用の面からも注目されている。
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