きょうのことばセレクション

積み立て投資

2019.8.1(木) 掲載
毎月あらかじめ決めた金額を特定の金融商品に投資し続ける手法。「ドルコスト平均法」という考え方にもとづいており、一度に大きな金額を投資するのに比べ、リスク分散できるメリットがある。
 例えば毎月1万円で日経平均株価に連動する投資信託を購入する場合、日経平均が低水準のときは同じ金額でも多く、高い水準では少なく購入することになる。このため金融市場の乱高下などによって投信の基準価格が変動する影響を軽減できる。長期の資産形成に有利な手法とされる。
 2018年1月からは積み立て型投資で税制優遇を受けられる少額投資非課税制度(つみたてNISA)が始まった。政策の後押しもあり、証券会社の積み立て投資の口座数や残高は伸びている。証券会社も独自の積み立てサービスを増やしている。主要ネット証券は毎月100円など少額での積み立て投資を受け入れている。
積み立て投資