きょうのことばセレクション

参院選

2019.7.1(月) 掲載
参院議員の任期は6年で、3年ごとに定数の半数を改選する。一度に全議員を選ぶ衆院選は「総選挙」と呼ぶが、参院選は「通常選挙」と言う。今回の改選数は124で、都道府県単位の選挙区(改選数74)と全国単位の比例代表(同50)で争う。今回から選挙区で1、比例代表で2の計3増えた。
 比例代表は政党名で投票する衆院選と異なり政党名または政党の名簿に載った候補者名のいずれかを書いて投票する。政党名票と候補者名票の合計が各党の総得票数となり、それに応じて各党に議席が配分される。今回から政党が指定する候補を優先的に当選させる「特定枠」を導入した。各政党ごとに(1)特定枠の順位順(2)候補者名の得票順――で当選者が決まる。
 選挙区は人口規模に応じて改選定数が1~6と異なる。人口の少ない鳥取と島根両県、徳島と高知両県は2016年参院選から、2県で1選挙区を構成する「合区」になった。2つの合区を含む全国32の改選定数1の「1人区」が全体の趨勢を左右する。野党5党派は候補者を一本化することを決め、自民党との事実上の一騎打ちの構図になる。
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