きょうのことばセレクション

スマートタウン

2018.3.1(木) 掲載
 生活インフラの管理にIT(情報技術)を使い、省エネルギーや生活の質を高めることをめざす次世代型の都市や街のこと。家庭やオフィスの電力需要を分析するスマートメーター(次世代電力計)や、太陽光などで発電した電池を蓄える蓄電池を活用。電力消費量や環境への負荷を抑える。
 エネルギー以外にも多様な場面でITを駆使しているケースがある。具体的には、交通渋滞の予測データをもとに信号機を制御して渋滞を緩和したり、センサーを活用して水質や騒音、大気汚染度を監視したりする。自動運転車の導入を目指す例もある。都市の競争力向上につなげ、優秀な人材を呼び込む効果も狙う。
 スマートタウンへの関心が高まっている背景には、今後世界の人口が都市部に集中すると予測されていることがある。国連の推計によると、世界の都市人口は現在、全人口の5割強だが、2050年には7割弱に増える見込みだ。
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