きょうのことばセレクション

自民党五役

2017.9.1(金) 掲載
 自民党三役の幹事長、総務会長、政調会長に副総裁、選挙対策委員長を加えた党幹部の総称。党則に明確な規定はない。首相(総裁)が指名し、派閥の領袖ら党を代表する政治家が就くことが多い。国務大臣との兼務はせず、党務に専念する。
 総裁に次ぐナンバー2である幹事長は党の公認権と財政を管理するなど絶大な権限を持つ。総務会長は党の意思決定機関である総務会の議長を務め、運営を差配する。政調会長は党の政策立案を担う政務調査会のトップとして幅広い政策課題を束ねる。
 副総裁は総裁を補佐する立場で職務範囲は明確ではない。ただ党務全体ににらみが利く重鎮が就くことが通例。選挙の実務を握る選対委員長は2007年に選挙対策総局長から格上げされた。新人の発掘や地元の情報収集などにあたる。
自民党五役