日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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純利益

2020年11月12日(木) 日本経済新聞 朝刊

会計基準でズレ小さく
 売り上げから製造や販売にかかった費用、税金などを差し引いた企業の最終的なもうけ。マイナスの場合は最終赤字となる。企業のトータルの収益力を示し、投資家が最も重視する。企業は純利益をもとに、配当などで株主に配分をする。
 日本基準の場合、企業が開示する利益は大きく3段階に分かれる。売上高から原材料費や人件費、減価償却費などを引く営業利益は本業のもうけを示す。経常利益は営業利益から利息、金利など本業以外の損益を加味する。純利益は経常利益から一時的に発生した特別損益を足し引きし、利益に応じた法人税を払った残りになる。
 各段階の利益の定義は会計基準ごとに異なる部分も多い。純利益は会計基準ごとのズレが小さく、企業の稼ぐ力の比較がしやすい。自己資本利益率(ROE)は純利益と自己資本を比較し、効率的に収益を上げられているかを計る。PER(株価収益率)は時価総額が純利益の何倍かを示しており、株価が割安か、割高かの判断につながる。