日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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自己資本

2020年8月1日(土) 日本経済新聞 朝刊

期限付きの返済義務なし
 事業活動の元手として株主から預かった資本金や、毎年稼ぐ利益を蓄積した利益剰余金などを合算したもの。広義では、貸借対照表(バランスシート)の資産から負債を引いた額である純資産と同様の意味を持つ。借入金や社債といった負債と異なり期限つきの返済義務はない。
 総資産のうち、自己資本の割合を「自己資本比率」と呼ぶ。この値が高いほど財務の健全性も高いといえる。金融機関が融資の審査をする際に重視し、低ければ融資を受けられない可能性もある。事業活動の失敗で最終損益が赤字となったり、保有する資産の価値が目減りしたりすると自己資本は減少する。
 「債務超過」は、業績の悪化が続き、自己資本がマイナスとなった状態を指す。企業の資産を全て換金しても負債を返しきることができない危機的な状況を意味する。債務超過が続けば、東京証券取引所の上場廃止基準に抵触する可能性もあり、新たに株主から資金を集める必要が出てくる。新型コロナウイルス禍で、債務超過となる企業の増加が懸念される。