日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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社債

2020年5月21日(木) 日本経済新聞 朝刊

信用力で金利に差
 民間企業が発行する債券。企業が資金を調達する手段の一つで、銀行借り入れよりも中長期の資金を安定的に調達しやすい。社債の買い手は主に保険会社や銀行、資産運用会社などが担う。発行金利は基準となる国債利回りなどに企業の信用力を映した上乗せ金利(スプレッド)を加えて決める。企業は発行時に決めた利息を投資家に支払い、満期に元本を返済する。
 スプレッドを決める際に参照するのが格付け会社による格付けだ。格付けが高い企業ほど低金利など有利な条件で資金を調達しやすい。最高格付けのトリプルA格からトリプルB格までを「投資適格級」と呼び、債務不履行(デフォルト)のリスクが比較的低いとみなされる。ダブルB~シングルC格は「低格付け債」や「ハイイールド債」などと呼び、金利が高い代わりに債務不履行のリスクも高い。
 国内の発行額は2016年から4年連続で10兆円を上回り、残高も過去最高の70兆円規模に達する。ただ米国の社債発行額は年100兆円規模と国内市場より圧倒的に大きく国内の発行企業が投資適格級に偏るなど裾野の拡大が課題となっている。