日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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債務不履行

2020年5月17日(日) 日本経済新聞 朝刊

即時の全額返済要求可能に
 社債などを通じて資金調達した企業の資金繰りが苦しくなり、利息や元本を事前に約束した期日に支払えなくなること。デフォルトとも呼ばれる。債務不履行になれば、投資家は即時の全額返済を求めることができる。ただ、実際には倒産手続きの中で回収できる範囲は限られ、多額の損失が発生する場合が多い。
 債務不履行を起こす可能性を「信用リスク」と言う。米S&Pグローバル・レーティングなどの格付け会社が事業の安定性や財務の健全性などをもとに、信用リスクに応じた格付けを付与する。トリプルB格以上が投資適格債、ダブルB格以下は投機的等級の「ジャンク債」とされる。通常は格付けが低いほど高い利回りを投資家に要求される。
 債務不履行には様々なケースがある。「選択的デフォルト」は債務の一部は支払えないが、他では期日通りの返済が見込まれることを指す。支払い能力があるのに事務的な問題などで返済が滞る「テクニカルデフォルト」もある。