日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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日本型時間管理

2020年5月16日(土) 日本経済新聞 朝刊

非効率な長時間労働招く
 労働時間を「仕事量」と見なし、一定基準以上について残業代を払う時間管理型の働き方は、非効率な長時間労働の温床となっていた。日本生産性本部によると、日本の就業者が1時間に生み出す付加価値は2018年に46.8ドル(約5000円)と米国の6割程度の水準。1970年以降、先進7カ国で最下位に甘んじている。
 政府は19年4月、残業時間を最大でも月100時間未満、年720時間以内とする上限規制を導入した。違反企業には罰則が科されるようになり、厚生労働省の統計では19年の時間外労働は月平均10.6時間で18年比2%減った。
 ただパーソル総合研究所の小林祐児主任研究員は「在宅勤務の拡大で"隠れ残業"が増えている」と指摘する。就業時間を過ぎると強制的にパソコンをシャットダウンするシステムの引き合いが7倍に増えるなど、企業は長時間労働の是正に力を入れるが、そもそも時間管理をベースにした働き方が実態にそぐわなくなっている。