日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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自社株買い

2020年3月24日(火) 日本経済新聞 朝刊

株主還元策、ROE改善
 企業が発行済みの株式を自己資金で買い戻すこと。配当と並ぶ企業の株主還元策の一つとされる。株式市場に出回る株式数が減るため、利益が自社株買い実施前と同水準であれば、1株利益や自己資本利益率(ROE)が改善。少ない資本で効率良く稼いでいると投資家から評価されやすくなる。
 配当はいったん決めた金額を変更しない企業が多い一方、自社株買いは経営状況に応じて機動的に金額を変更できるのが特徴だ。株安局面での自社株買いには企業経営者が「自社の株式が割安」と訴えるメッセージになる。
 日本企業は2019年に約7兆5000億円の自社株買いを実施した。米中貿易摩擦で経済の見通しが不透明になったことで、設備投資ではなく、自社株買いに資金を振り向ける日本企業が増加。日本企業のROEは上昇傾向にあるが、米国や欧州と比べればなお低い。現預金を豊富に抱える企業に対しては物言う株主などから自社株買いの要請が強まりやすい。