日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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信用リスク

2020年3月10日(火) 日本経済新聞 朝刊

債務不履行の可能性判断
 借金や社債を通じて資金調達した企業が、利息や元本を期日に支払えない「債務不履行(デフォルト)」を起こす可能性のこと。事業の安定性や負債の大きさ、手元資金の厚みなどに基づいて銀行や社債投資家が判断する。米S&Pグローバル・レーティングや日本の格付投資情報センター(R&I)といった格付け会社は、企業の信用リスクに応じた「信用格付け」を付与する。こうした格付けを参考にする機関投資家も多い。
 信用リスクは各社の経営戦略によって変わる。大型買収や設備投資に積極的な企業の場合、借金を膨らませがち。財務悪化が警戒されると信用リスクが高まり、格付けが引き下げられる可能性がある。今回の新型コロナウイルスのまん延のように、事業環境が一変して信用リスクが高まることもある。
 信用リスクが高い企業は資金調達する際の金利が高くなる。国債に対する金利上乗せ幅(スプレッド)が、金融市場が織り込む信用リスクの大きさを映す。信用リスクそのものを売買する「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」という金融取引もある。主要なCDS指数は2月下旬から急伸し、信用リスクの高まりを示す。