日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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ブロックチェーン

2020年3月9日(月) 日本経済新聞 朝刊

データ改ざんリスク低く
 インターネット上で複数の取引の記録を共有し、互いに監視し合いながら正しい記録を鎖(チェーン)のようにつないで蓄積するデータ管理の仕組み。「分散型台帳」とも呼ばれる。もともとは仮想通貨「ビットコイン」を支える技術として開発された。複数のサーバーが整合性を確認しながら前後のデータの固まりをブロックでつなげて保存していくため、過去のデータの書き換えは事実上不可能だ。そのため改ざんリスクが低いとされている。
 巨大サーバーで一括管理する従来の手法に比べ、システムを低コストで構築できる特長もある。戸籍や公文書管理、投票の不正防止など、社会を支える新たな情報システムを実現できる可能性があるため「インターネット以来の発明」とも呼ばれている。米調査会社IDCは、ブロックチェーンに対する投資は世界で2023年に約159億ドル(約1兆7千億円)に達すると試算する。
 ブロックチェーンは金融にIT(情報技術)を活用するフィンテックで先行し、物流や小売りなどにも広がる。米IBMは食料品向けの追跡システムを開発。生産から販売までの流通過程を記録し消費者も情報にアクセスできる。食料品のトレーサビリティー(生産履歴追跡)向上にもつながる。