日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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中銀の資金供給

2020年3月3日(火) 日本経済新聞 朝刊

景気や物価を刺激
 中央銀行が金融市場に出回るお金の量を増やすことを目的に、金融機関から資産を買い取ったり、国債などを担保にお金を貸し付けたりすること。金融機関からの貸し出しを通じて企業や家計に資金が流れる効果を見込む。政策金利の引き下げと同様、景気刺激や物価の安定した上昇につなげる狙いがある。
 日銀は2013年4月、保有する長期国債の残高を年間約50兆円増やす緩和策を導入した。14年には残高増加のペースを年間約80兆円に引き上げた。16年に長短金利を操作目標に加え、金融政策の軸足を資金供給から金利誘導に転換してからは、国債の保有残高の増加幅は縮小してきている。
 海外の中銀では米連邦準備理事会(FRB)が短期金利の急騰を受け、19年10月に短期国債の買い入れを始めた。欧州中央銀行(ECB)も18年末に打ち切ったばかりの量的緩和政策を19年11月に再開している。米中貿易戦争や英国の欧州連合(EU)離脱で、先行き不透明感が続く景気を支えるねらいだ。