日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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利下げ

2020年2月24日(月) 日本経済新聞 朝刊

マイナス金利、効果不透明
 中央銀行が誘導目標とする政策金利を引き下げること。米連邦準備理事会(FRB)であれば、短期金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標(年1.50~1.75%)の引き下げを指す。一般的に中央銀行が利下げすれば、銀行の貸出金利などにも低下圧力がかかり、世の中にお金が出回りやすくなる。
 景気が減速すれば利下げ、過熱すれば利上げすることで景気の振幅をならして物価を安定させることが中銀の役割だった。これが伝統的な金融政策とされる。FRBが2019年に実施した3度の利下げは、景気が悪化する前のもので「予防利下げ」と呼ばれる。
 政策金利をゼロ%以下に下げられない制約を乗り越えるために編み出されたのがマイナス金利政策といった「非伝統的」手段だ。日本では日銀に預ける当座預金の一部にかかるマイナス0.1%が政策金利で、利下げはこのマイナス金利の深掘りを意味する。プラスの政策金利の引き下げと異なり、マイナス金利の深掘りが需要を喚起する効果には懐疑的な見方が多く、むしろ逆効果との声もある。