日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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金融再編

2020年1月5日(日) 日本経済新聞 朝刊

経営統合や合併で基盤強化
 複数の金融機関が持ち株会社を設立して経営統合したり、合併したりすることを指す。規模の拡大で経営の基盤の強化やコスト削減を進め、自己資本比率などの健全性を確保することが狙い。再編により同じ地域で重複する支店やATMを統廃合することが多い。
 日本ではバブル経済の崩壊以降、不良債権が膨らんだ金融機関の経営が難しくなった。金融機関の破綻は預金者に大きな被害が及ぶため、破綻後に別の銀行が受け皿となったり、破綻を避けるために救済合併したりする動きが再編を加速した。大手銀も例外ではなく、2000年には旧日本興業、旧富士、旧第一勧業の3行が経営統合してみずほフィナンシャルグループが発足し、3メガバンク時代に突入した。
 近年は、長引く低金利環境や人口減少などを背景に地域金融機関の再編が進む。長崎県を地盤とする十八銀行は、19年にふくおかフィナンシャルグループと経営統合し、20年10月にグループの親和銀行との合併を予定する。今後は欧米のように、デジタル投資余力の確保が国内の再編要因の一つに浮上する可能性がある。