日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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社債

2019年9月19日(木) 日本経済新聞 朝刊

中長期の資金、調達しやすく
 民間企業が発行する債券。銀行融資に比べて中長期の資金を調達しやすく、設備投資などに充てる目的で活用される。社債の主な買い手は保険会社や銀行、資産運用会社などだ。企業は発行時に決めた利息を投資家に支払い、償還期日が来れば元本を返済する。
 一般に社債の発行金利は、基準となる国債利回りなどに企業の信用力を反映した一定の上乗せ金利(スプレッド)を加えて決める。格付けの高い企業ほど有利な条件で資金調達しやすい。ただし、財務状況が悪化し債務の支払いが滞る債務不履行(デフォルト)になると、元本が毀損するリスクがある。
 国内の発行額は2016年から4年連続で10兆円を上回り、残高も7月末時点で約66兆円と最高水準にある。今年度に入り、償還年限が50年と国債最長の40年よりも長い社債や、格付けがダブルB格以下の低格付け債(ハイイールド債)が発行された。普通社債よりも返済順位が低い分、格付け会社が一定の比率を「資本」として認める劣後債の発行も増加し、市場の多様化が進んでいる。もっとも、米国の社債発行額は年100兆円規模と、日本の10倍に達する。