日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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VPP

2018年10月11日(木) 日本経済新聞 朝刊

電力安定供給の調整弁に
 バーチャル・パワー・プラント(仮想発電所)のこと。一般家庭や事業所の蓄電池や電気自動車(EV)などを一括制御し、あたかも1つの発電所のように機能させる。電力会社の依頼を受けたアグリゲーター(節電仲介業者)が各装置を遠隔制御する。参加者は需給調整に貢献することで協力金が得られる見込み。
 電力は需要と供給を一致させないと、周波数が乱れて全域停電「ブラックアウト」になる可能性がある。これまで電力会社は需要に応じて火力発電所の発電量を調整し、需給バランスをとってきた。VPPでは電力が余りそうになると蓄電池に充電し、不足しそうになると蓄電池から放電する。
 VPPが実現すれば、電力需要のピークを抑制することで発電設備の投資を抑えられる。火力発電所を動かすための燃料コスト削減も期待されている。地域ごとに小規模電力網を作り再生可能エネルギーを地産地消する上で、需給のバランスが安定しないことが課題となっている。VPPはこの課題の解消につながる。