日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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自動車の系列販売

2018年9月27日(木) 日本経済新聞 朝刊

車種区分し店舗網展開
 日本の自動車メーカーは自社の新型車を安定的に販売するため、系列ごとに車種を用意した店舗網も展開していた。メーカーは設備投資の資金援助や人材育成などで系列店を支援してきた。メーカー主導の小売価格の決定も支えて、自動車各社の成長の原動力となった。
トヨタは全国に5千店の販売網を持つ(関東のトヨタ店)
 国内の新車販売が急増した時期は、異なる顧客層が求める車を系列ごとに販売することでメーカー全体の販売を底上げできる効果があった。だが国内市場が縮小し新車効果も短くなるなか、各販売網向けに専用車をつくり分けることは自動車メーカーにとって負担となっていた。
 国内販売の縮小を受け、1990年代から併売する車種を増やしたり、販売網そのものを一本化したりする動きがトヨタ自動車以外で相次いだ。日産自動車は4系列あった販売網を99年に2系列に、2011年以降はこれも廃止して世界共通の「NISSAN」に統一した。ホンダも06年、それまでの3系列から「ホンダカーズ」に一本化した。マツダなども国内販売網は事実上、一本化している。