日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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朝鮮戦争

2018年5月12日(土) 日本経済新聞 朝刊

東西対立の縮図、半島分断
 1945年の第2次世界大戦終了後、日本の植民地支配から解放された朝鮮半島は、北緯38度線を境に北をソ連、南を米国が占領し、48年にそれぞれの影響下で韓国と北朝鮮が成立し、南北分立が始まった。50年に北が軍事境界線を越えて南に侵攻すると、半島全土を舞台とする戦争に発展した。
 北朝鮮軍は開戦直後にソウルを占領し、朝鮮半島南部まで進軍したが、東西両陣営が対立していた冷戦構造のもと、米軍を中心とした朝鮮国連軍が介入すると戦況は一転した。南が平壌を占領し、中国国境付近に迫った。これに対して中国が義勇軍として参戦したことで局面が再び変わり、38度線を境に両陣営が一進一退を繰り返すようになった。53年に朝鮮国連軍(米国)、北朝鮮、中国が休戦協定に調印した。
 犠牲者は民間人を含めて数百万人に上ったとされる。法的には戦争状態が続き、南北の分断は固定化され、引き裂かれたままの家族も多い。一方、戦時中に米軍の後方基地となった日本は、「朝鮮特需」と呼ばれた軍需関連の需要の急増が経済成長を後押しし、敗戦から奇跡的な復興を遂げるきっかけになった。