日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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イラン核合意

2018年5月10日(木) 日本経済新聞 朝刊

開発制限、見返りに制裁解除
 米英独仏中ロの6カ国とイランが2015年に合意した、イランの核をめぐる包括的共同作業計画のこと。イランはウラン濃縮など核開発にからむ活動の制限を受け入れ、米欧は見返りにイランへの経済制裁を解除する。約10年間、イランが核兵器1個分の核物質を獲得するのに要する時間を1年以上に保ち、短期的なイランの核武装のシナリオを取り除いた。
 核合意は中東での核開発の広がりを防ぐ動きとして評価され、オバマ前米大統領の外交成果となった。ただイランと敵対するイスラエルやサウジアラビアは、国際社会で孤立してきたイランの台頭につながることを懸念し反発。トランプ米大統領も「合意がイランの核武装の道を完全にふさいだわけではない」と批判してきた。
 トランプ氏は8日に核合意からの離脱を表明し、対イラン経済制裁を再開する大統領令にも署名した。米国による制裁の復活によりイランの原油を輸出しにくくなる可能性がある。