日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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基礎的財政収支

2018年5月2日(水) 日本経済新聞 朝刊

赤字続き、先進国で最悪
 財政の健全度を表す指標。社会保障や公共事業など政策に使う経費をどのくらい税収でまかなえているかを示す。プライマリーバランス(PB)ともいう。国の場合、年間に得られる税収や副収入といった歳入から、国債の返済費や利払い費を除く歳出を差し引いて計算する。黒字なら歳出は歳入の範囲に収まり、赤字だと借金をしないと歳出を賄えない状態だ。
 日本はバブル崩壊後の景気対策などで支出が膨らみ、1992年度から赤字が続いている。毎年、国債を発行して借金を積み重ね、財政状態は先進国のなかで最悪だ。国際通貨基金(IMF)は2023年になっても国内総生産(GDP)の1.9%もの赤字を抱え、先進国で最悪な状況は変わらないと厳しい目を向ける。
 政府は従来の計画で国と地方を合わせたPBを20年度に黒字にする目標を掲げていた。成長戦略などによる経済成長で税収を増やす一方、歳出の抑制にも取り組んだ。ただ15~16年の海外経済の変調などで法人税収が減ると、PBも悪化。潜在成長率もなかなか上がらず、財政再建の難しさが浮き彫りになっている。