日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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5G

2018年5月1日(火) 日本経済新聞 朝刊

新産業のインフラ、開発競争激しく
 大容量のデータを瞬時に送信できる第5世代の通信規格。通信の技術革新はほぼ10年ごとに起こっており、5Gは2019年にもサービスが本格的に開始される。5Gの実効速度は毎秒数百メガ(メガは100万)ビットから数ギガ(ギガは10億)ビット。現行の通信規格「4G」と比べて約100倍速い。一度に多数の機器と接続でき、通信がほどんど遅れないのも特長だ。
 インターネット経由の通信量が増えても5Gを使えばより速くデータをやり取りできる。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」や自動運転、遠隔医療などの新産業のインフラになると期待される。5Gの通信システムの技術開発競争が世界的に激しくなり、日本では20年の東京五輪をにらみ19年から本格投資が始まる。
 5Gの導入をにらみ通信関連分野は米国と中国の貿易摩擦でも焦点の一つとなっている。関連特許を多く持つ米半導体大手クアルコムによるオランダ車載半導体大手の買収計画は、中国の独禁当局の審査が長引き実現が不透明に。一方、米商務省は米国企業と中国通信機器大手の中興通訊(ZTE)との取引禁止を決めた。米連邦通信委員会(FCC)も米国内の通信会社による中国製品の調達を事実上禁じる方針だ。安全保障上の懸念が表向きの理由だが、中国の技術力向上への焦りもにじむ。