日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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予算の執行

2018年4月22日(日) 日本経済新聞 朝刊

景気の波、調整する役割も
 国の予算は国会の審議を通じて成立し、政府の機関が予算を公共事業や社会保障などの政策に応じて使う。公共事業は予算成立後に国が原則、一般競争入札で業者を選定し、工事契約を結ぶ。この契約から工事の実施、代金の支払いなどの一連の手続きを予算の執行と呼ぶ。
 政府が予算の執行を管理する上で工夫が必要なのは公共事業だ。予算成立から事業者を選定し、工事を着工するまでには時間がかかる。通常、次年度の予算が成立するのは3月末。そこから公共事業予算のお金が実際に建設会社に支払われる時期は下半期が多い。
 予算の執行管理は景気の波を調整するためにも重要だ。これまでも政府は景気のてこ入れが必要と判断すると、公共事業を繰り上げて発注するなどの工夫をしてきた。2016年度予算では安倍晋三首相が公共事業を中心に予算の前倒し執行を指示した。政府は翌年度予算でする事業を予算の成立前に前倒しで契約する「国庫債務負担行為」(ゼロ国債)などの仕組みも導入している。