日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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陸自イラク派遣

2018年4月4日(水) 日本経済新聞 朝刊

戦後の復興支援が目的
 イラク戦争後の復興を支援する目的で自衛隊をイラクへ派遣した。陸上自衛隊は南部のサマワで2004年1月から約2年半、医療や給水、公共施設の復旧作業に従事し06年7月に撤収した。派遣した人数は延べ約5500人。航空自衛隊は03年12月~08年12月、国連・多国籍軍の物資や人員の輸送活動に同約3500人を派遣した。
 米国は01年の米同時テロを契機に03年、イラクが大量破壊兵器を開発しているとして戦争に踏み切った。日本政府はイラク戦争で孤立する米国に協力した。憲法9条は武力行使を禁じるため、自衛隊によるイラクの復興支援を目的に時限立法の特別措置法を制定。初めて戦闘状態にある外国領土に自衛隊を派遣した。
 イラク特措法は自衛隊の活動を「現に戦闘行為が行われていない地域(非戦闘地域)」に限定。武器・弾薬の輸送は、防衛相が定める実施要項で禁止した。空自を含め5年間でひとりの犠牲者も出なかった。だが、陸自を派遣したサマワでは、宿営地にロケット弾が着弾したり武装集団の銃撃戦が周辺で起きたりして、常に危険と隣り合わせだった。