日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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中朝首脳会談

2018年3月29日(木) 日本経済新聞 朝刊

中国、影響力を確保
 中国と北朝鮮の首脳会談はその時々の両者の思惑を反映してきた。故金正日総書記が就任後に初訪中し、江沢民(ジアン・ズォーミン)国家主席と会談したのは2000年。当時、1992年の中韓国交樹立などでかつての「血盟」関係は冷え込んでいたが、経済で行き詰まる北朝鮮は中国の援助に期待した。中国側は南北対話の機運が高まる中で自国の影響力を確保したい狙いがあった。
 北朝鮮の核開発が表面化すると、中国が6カ国協議を主導して緊張緩和を促す立場になった。核開発の放棄に向けた北朝鮮の譲歩を引き出そうと、05年には胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席が訪朝して経済協力の強化を打ち出した。
 金正日氏の訪中回数は11年8月まで計8回に上ったとみられるが、約2年間で4回のハイペースになったのは10~11年ごろ。自身の健康不安説が流れ、三男の金正恩(キム・ジョンウン)氏を後継者として中国に認めさせたい狙いがあった。