日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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洋上風力

2018年3月26日(月) 日本経済新聞 朝刊

欧州、原子力に代わる電源に
 海上に設置した風車が回転する力で発電する技術で再生可能エネルギーの一種。陸上に風車を設置する通常の風力発電に比べ、海の上は周辺住民への騒音の影響がほとんどなく、大型の風車を多数並べて大規模な発電所が造れるメリットがある。洋上には一年を通じて安定的に風が吹く場所も多いため、遠浅の沿岸部を持つ欧州を中心に急速に広がっており、世界風力会議によると2017年の世界の洋上風力の発電規模は1881万キロワットと5年間で3倍以上に増えた。
 三菱重工業とヴェスタス(デンマーク)の折半出資会社や独シーメンス、米ゼネラル・エレクトリック(GE)などが発電機の主力メーカーで、大型機の開発でしのぎを削っている。欧州では発電コストが原子力発電所を下回るなど原子力に代わる基幹電源になりつつある。
 日本では大規模な洋上風力発電所の建設を促す新法が近く成立する見通し。ただ発電に適した東北や北海道の日本海側は送電線が不足しているなど、本格普及には時間がかかるとみられる。