日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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ROE

2018年3月14日(水) 日本経済新聞 朝刊

効率よく稼ぐ力示す
 「Return On Equity」の頭文字をとった略語で、企業が株主から預かった資本をどのくらい効率的に使っているかを示す指標。最終的なもうけである純利益を自己資本で割って算出する。ROEの値が高いほど効率よく稼いでいることを示す。
 ROEの計算式は3要素に分解できる。売上高に対する利益の比率を示す売上高純利益率と、保有する資産の効率を示す総資産回転率、借入金などの負債をうまく活用しているかを示す財務レバレッジだ。財務レバレッジは総資産を自己資本で割って求める。自己資本の金額が同じでも借入金を多く使えばROEは向上する。
 日本企業は純利益率を高めてROEを向上させたのが特徴で財務レバレッジは下落が続く。バブル崩壊などを経て借入金の増加を嫌がる経営者が増えたためで、2016年度に上場企業の6割が実質無借金になった。増えた利益は自己資本に蓄積されROEは徐々に上がりにくくなる。高いROEを維持するには株主還元で自己資本を圧縮するか、負債を上手に活用した成長戦略が必要になる。