日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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中国の医薬品市場

2018年3月5日(月) 日本経済新聞 朝刊

高齢化背景に開拓進む
 日本企業では武田薬品工業やアステラス製薬などの大手が中国の医薬品市場に進出しているが、新薬の承認に時間がかかっていたことや、2次・3次卸が乱立する複雑な流通形態などの障壁が多く、自動車や家電、化粧品などの産業ほどは市場開拓が進んでいない。中国政府は高齢化が進むなか、医療費を抑えるため、こうした課題の解決に乗り出している。
 画期的な新薬を生み出せる製薬会社は日米欧の数カ国に限られる。中国の製薬会社も多くが後発薬メーカーだ。大手の広州白雲山医薬集団などでも売上高は3千億円程度にとどまる。国外で知名度の高い製薬会社はほとんどないが、新薬の開発力を身に付け、海外進出を図る例も出てきた。中堅の緑葉生命科学集団は日本で精神疾患薬の販売を目指す。
 近年はIT(情報技術)を駆使し、医療状況を改善しようとする企業も登場。中国保険大手の中国平安保険グループは1億5千万人の利用者がいる健康管理アプリで6万人の医師と提携、オンラインで問診サービスを提供している。