日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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投資適格債

2018年3月4日(日) 日本経済新聞 朝刊

高い信用利回りは低く
 国債や社債など債券は発行する政府や企業の信用力によってランク付けされている。格付け会社が元利金を支払う確実性が比較的高いとみる債券は投資適格債と呼ばれ、具体的には格付けが上から4番目の「トリプルB」以上の債券が相当する。安全性が高い分、利回りは相対的に低い。低金利で国債が買いにくくなり、投資家は社債や地方債など相対的に利回りが高い投資適格債にも資金を振り向けてきた。マネーの流入であらゆる投資適格債の価格が上昇(利回りは低下)している。
 景気後退などで買い手が減る信用収縮が起きると、債券の価格は下落(利回りは上昇)する。低格付け債と呼ばれる格付けがトリプルB未満の債券と比べて価格下落は限定的になりやすい。投資適格債は市場規模が大きく、売買の流動性も高い。
 国際通貨基金(IMF)の試算では金利が1%上がると米債券投資信託が保有する投資適格債の価格は7%下落し、金額は2893億ドル(約31兆円)減る。1980年代から続く金利低下と共に金利が反転上昇した際の影響も大きくなっている。