日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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長期金利

2018年2月6日(火) 日本経済新聞 朝刊

景気と連動「経済の体温計」
 1年以上の長期間で貸し借りする際の金利。10年物国債の金利が代表的な指標とされている。景気がいいときには企業や個人は高い金利を払ってでもお金を借りようとするため、融資や国債など幅広い金利に上昇圧力がかかる。政府の信用力にも左右されるため、財政赤字が膨らむと金利は上がりやすくなる。
 金融政策の影響も受けやすい。日米欧の中央銀行は2008年の米金融危機以降、景気を下支えするため大量の国債を買い、長期金利を抑えてきた。ただ米国は景気回復などを踏まえ、昨年から国債などの保有資産を減らしており、金利が上がりやすくなった。一方、日銀は長期金利を0%に誘導するよう国債を買い続けており、金利は低位で安定している。
 金利上昇が続くとお金を借りづらくなり、設備投資や住宅の購入が減り、いずれは景気が抑えられる。高金利の国債は投資妙味が高まるため、株式投資を慎重にさせることもある。長期金利は長い目では景気の波と連動しやすく、「経済の体温計」とも呼ばれることがある。