日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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サウジアラムコ

2018年1月31日(水) 日本経済新聞 朝刊

世界原油生産の1割握る
 中東の大国、サウジアラビアの経済の屋台骨を支える国営石油会社。世界の原油生産の1割近く、埋蔵量の15%を握るとされ、エネルギー市場で圧倒的な存在感を保つ。サウジ改革の旗振り役であるムハンマド皇太子は、アラムコには2兆ドル(220兆円)を上回る価値があると述べた。新規株式公開(IPO)によって米アップルを大幅に上回る時価総額企業が姿を現す。経営内容の詳細は見えにくかったが、IPOを機に情報公開が進むとみられている。
 きわめて保守的な社会で知られるサウジにあって、女性の従業員が多く社内公用語が英語というアラムコは例外的。歴代の幹部はその呼称を否定したが「国家のなかにある国家」とみられてきたのは事実だ。経済や社会の近代化に向けたモデルとしての役割を果たすことが期待されている。
 日本は原油の調達の4割近くをアラムコに頼っている。同社は石油元売りの昭和シェル石油に約15%出資する株主でもある。住友化学はアラムコとサウジのラービグで世界最大級の石油化学コンビナート事業を進めている。