日々進化する経済用語集 経済ナレッジバンク

最新の経済情報を伝える日経は、日々新しい経済用語が登場する場所でもあります。

「経済ナレッジバンク」は、おさえておきたい経済の基礎用語から最新用語まで、約600語を収録。

やさしくわかりやすく解説しています。

経済をイチから学びたい時、日経を読んでいて知らない用語にぶつかった時など、幅広くご活用いただけます。

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ウラン濃縮

2018年1月20日(土) 日本経済新聞 朝刊

原発燃料にする工程
 鉱山から採掘される天然ウランを原子力発電の燃料として使えるように濃縮する工程のこと。「ウラン235」と呼ばれる核分裂しやすいウランは天然ウランには0.7%しか含まれておらず、これの含有量を増やす濃縮作業が必要だ。この工程を担うのがウレンコ社などの濃縮会社。原発燃料に使うウラン235の濃縮度は3~5%程度だ。これをほぼ100%まで高めるとウラン型核爆弾の材料となる。このため各国の濃縮プロセスは国際原子力機関(IAEA)が念入りにチェックしている。
 濃縮の際には遠心分離機を使ったり、レーザーを使ったりする。複数の工程を経て粉末状になったウランを焼き固めて「ペレット」を形成。さらに金属管につめて束にし、最終的に燃料集合体に組み立てる。これを原子炉の炉心に入れて発電に活用する仕組みだ。
 国内では、日本原燃が青森県六ケ所村に濃縮工場を持つ。ただ安全管理上の問題が相次いでいるのを受け、現在は一時停止している。ウラン鉱石を多く生産しているのはオーストラリアやカザフスタン、カナダなどだ。