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コール市場

2013.12.1(日) 掲載
 金融機関相互で行う短期の貸し付け、借り入れが行われる市場のことです。「呼べばこたえる」ように短期で回収できる貸借のためコールと呼ばれ、各金融機関の短期的な資金不足を調整する役割を果たしています。
 コール取引は有担保が原則でしたが、1985年からは無担保コールが導入されました。88年からは日銀による短期金融市場の改革も行われ、取引期間などに関する規制緩和が実施されました。これにはコールを実勢市場に委ね、コール市場に資金を呼び戻して活性化させることで日銀の金融調節の影響力を維持する狙いがあります。