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先物取引

2021.4.1(木) 掲載
 ある商品を将来の一定期日に、事前に約束した価格や数量で売買する契約のこと。国内では江戸時代に大阪でコメを対象に始まったのが起源とされ、米国のシカゴで急成長した。少ない資金を元手に大きな取引ができるのが特徴。対象となる資産の価格変動リスクの回避や現物との価格差を利用した値ざや稼ぎなどに使われる。
 農産物などのほか、原油、通貨、金利など対象は幅広い。オーストラリアやカナダ、香港などでは個別株式を対象にした先物が取引されている。