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消費者物価指数(CPI)

2021.4.1(木) 掲載
 全国の平均的な家計が消費している商品やサービスの価格を指数化した経済指標。CPIと呼ばれ、総務省が毎月公表している。家計の消費に影響を及ぼす物価の動きを測る物差しで、食料品や家電、公共料金などが含まれる。品目の比重(ウエート)は家計調査などをもとに決めている。
 CPIにはいくつか種類があり、最も幅広い商品やサービスを対象にするのが総合指数だ。このほか価格変動が大きい生鮮食品を除いたコア指数、エネルギーと食料品を除いたコアコア指数などがある。日銀は総合指数の前年比の上昇率が安定的に2%程度になることを政策目標にしているが、半年に一度まとめる「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」ではコア指数の見通しを示している。