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景気ウオッチャー調査

2021.4.1(木) 掲載
 内閣府が景気の動向を仕事を通じて観察できる人々(景気ウオッチャー)約2000人に依頼し、毎月実施している調査。タクシーの運転手やコンビニエンスストアの店長、ホテルのスタッフら消費者の生活の実感に近い場所で働いている人の見方が集められるように人選している。全国を11地域に分けた結果もまとめており、寒暖の差や観光地、特別な行事への反応など土地柄が表れる判断も目立つ。
 景気ウオッチャーは3カ月前と比べたその時点の景気と、2~3カ月後の景気の予測を「良い」から「悪い」までの5段階で答え、現状判断や先行き判断を指数化している。「街角の景況感」などと呼ばれる。経済統計の多くは集計の開始から発表までに通常1~2カ月かかるが、景気ウオッチャー調査は速報性が高い面を持つ。