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株価収益率(PER)

2021.4.1(木) 掲載
 足元の株価が割安か割高かを判断する投資指標の1つ。PERは「Price Earnings Ratio」の略でピーイーアールと読む。株価が企業の一株利益に対して、何倍まで買われているかを示し、一株利益が100円の企業の株価が1500円なら、PERは15倍となる。市場が企業の利益の何年分を株価に織り込んでいるかが分かる指標で、一般的にPERが15倍以下の株式は割安とされる。
 株価は企業の将来の収益を織り込みながら変動する。企業の成長性への期待が高ければPERも高水準になりやすい。このため、新興企業や高成長企業のPERは総じて高くなる傾向にある。逆に一過性の要因で大幅減益になった企業などのPERも一時的に高くなりやすい。